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会員番号011
小野文子
さん(風流愛好家)

私は以前、趣味が高じて旅行会社に勤めながら世界各地を旅していました。そこで、あらためて気が付いたのは日本の素晴らしさです。「お茶」に代表される伝統的な文化や「わび、さび」の美意識、身近な自然を守りながら、助け合い、モノを大切にして質素に暮らしてきた農村の生活etc・・・。例えば、ヨーロッパにも素晴らしい文化、伝統がありますが、元々の自然はほとんど失われていますし、古代文明の遺跡や残された砂漠などを見て歩くにつれ、私たちの先祖のおかげで、今の日本の自然が残されているのだなあと痛感しました。
そんなときに環境問題に関心を持ったのですが、環境NGOに参加して一般に知られているよりもはるかに現状が深刻なこと、今の日本の生活が他の国の資源を大量に消費して成り立っていることを知って、本当にびっくりしました。そこで、まずは自分にできることから始めたいと思って、仲間からマイ箸とお箸袋の作り方を聞いたときに、さっそく自分で作って持ち始めました。最初は恥ずかしかったですが、6年もたった今ではすっかり慣れて、マイ箸がきっかけでお店の人と話が広がることもありますね。
古い着物の生地やはぎれを使って、よくお箸袋を作るのですが、これまで200袋ほど作ったでしょうか。お友達にあげたり、講演会をお手伝いして、希望される参加者の方に差し上げたり。「早速これにマイ箸を入れて持ち歩きます!」「友達にあげていいですか?」と多くの方が喜んでくれたり、嬉しそうに持っていってくれる顔を見ると私もとても楽しいです。ある時、初めて出会った人が私の作ったお箸袋を持っていてびっくり。とても感激しました。物を大切にすると、今の使い捨ての生活では得られない、心の豊かさが得られると思います。マイ箸はとてもささやかなことですが、そのきっかけになると思いますね。

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